他人と一緒に暮らすのが苦痛な人にとっては、
シェアハウスという住まいの選択はむずかしいと思います。
親子や兄弟姉妹といった血のつながった人たちとでさえ、
一つ屋根の下、しょっちゅう口論が絶えないという話はよく聞きますから、
これが見ず知らずの他人だとしたらどうなるのか考えただけでも恐ろしいです。
けれど実際に住んでみた30歳男性のシェアハウス体験談を読むと、意外な面が見えてきます。
まず一緒に暮らしている家族とうまくいかないからといって、
シェアハウスに住む人たちとうまくいかないとは限りません。
身内とはうまくいかなくても他人とはうまくいくことも
人間というのは他人とはうまくやっていけても、
なかなか身内とはうまくやっていけないことが多いものです。
30歳男性となると、そろそろ結婚を意識するころだと思います。
男女が一緒に住むタイプのシェアハウスだと、
その出会いのチャンスが、家という住まいの中で生まれることになります。
シェアハウスの住人は入れ替わりも早いので、その分新しい出会いが生まれるチャンスが
高くなり、そこで運命の出会いができる可能性もあるでしょう。
シェアハウス体験談を読んでいると、意外と自分に社交性があって驚いたとか、
結婚相手や付き合う相手を探すというのではなく、
あくまで一つ屋根の下に住む中で普段女性とあまり接する機会がない男性は、
それだけでどこかウキウキした気持ちになれるというメリットがあるようです。
確かに個室はしっかりと確保されながらも、
共同スペースにいれば、いろいろな人と交流ができます。
中にはとても話の合う人が、男性、女性を問わず出てくるでしょう。
男性となら気の合う仲間になれそうですし、女性だとしても恋愛感情に発展するのではなく、
話していて楽しい女友達になる可能性が大です。
そう考えるともしかしたら将来の伴侶となる女性と巡り合えるかもしれませんし、
生涯の親友となる男女を得るかもしれません。
海外から日本へ留学しに来た人もシェアハウスには多いので、英語を教えて貰ったり逆に日本語を教えたりして仲良くなれるチャンスが増えるでしょう。
シェアハウス体験談にもそうしたドラマティックな話があります。
家賃は安いしさびしくない
けれど、だいたいが一人でマンションやアパートを借りるのに比べ、シェアハウスに住むと
格段に家賃が安くつくという理由で入居を決める人が圧倒的に多くなっています。
30歳男性ともなるとそろそろ親との同居も文句を言われそうですし、
かといって安月給でマンションの家賃を払っての生活は辛いものです。
そこでシェアハウスを選ぶことになり、けれど意外と住んでみると楽しいシェアハウス生活が
あり終わりよければすべてよしといった体験ができているようです。
また、常に家に帰れば誰かがいるので、話を聞いたり聞いてもらったりして、
知らず知らずのうちにストレスを発散していたり、お酒を飲んで楽しい時間を過ごすこともできます。
料理上手な人がいれば、おいしい食事を食べることができたりと、
思いもよらない展開が起こるのも誰かと住まいをシェアすることの
最大の魅力かもしれないと思うのでした。