シェアハウスとは、いろんな人たちが集まって共同生活を送るための住居のことです。
もともとは保証人を用意しにくい外国人観光客や外国人労働者が
短期的に安価で滞在するためのゲストハウスという安宿のことでした。
しかし、その料金の安さ、利便性、安全性などが若い人たちを中心に広まってきており、
日本人の入居が増えてきているといわれています。
そして、シェアハウスは利用する人間が楽しく暮らすことができるだけではなく、
今、資産運用の手段としても注目が集まっています。
若者の間でシェアハウスの人気が高まっているということから、
シェアハウスが投資の対象としてどんどん建設されているのです。
大型よりも小型に注目が集まっているわけ
特に入居者に人気なのが大型のシェアハウス。
数十人規模で共同生活を送るシェアハウスでは、共同スペースの設備も最新式のものが多く、中には温泉施設などの特別な設備が設置されているところも。
しかし大型のシェアハウスを建設しようとしたら資金もたくさん必要ですし、利便性も考慮すると土地を用意するのもなかなか困難だと考えられます。
そこで投資家が目をつけるのが小型のシェアハウス。
数人程度で共同生活を送るシェアハウスであれば、現在すでに建設されていて使用されていない戸建て住宅を少し改装するだけでシェアハウスとして貸し出すことが可能なのです。
友人同士での入居を許可すれば、赤の他人よりもトラブルが少ないですし、部屋も埋まりやすくなります。こういったタイプのシェアハウスもアットホーム感を重視する入居者には人気があるので、ある程度の需要は見込めるといえるでしょう。
利用されていない不動産を有効活用することで、新しい利益を生み出すことができるチャンスが見込めるのです。
中には、自ら高級住宅地などのグレードが高い物件に住み、空いている部屋をシェアハウスとして利用するオーナーもいます。これなら知らない間に大事な物件に勝手なことをされる心配も低いですし、住宅ローンを支払いやすくなります。物件の相場感と、部屋数を見て自分だったら家賃どのくらいで入居させるか、ということを考えてみると参考になるでしょう。
シェアハウスの運営に大手があまり参入していない?
シェアハウスの市場は案外大手の賃貸不動産会社が積極的に参加をしていないことはあまり知られていません。
実はシェアハウスの管理には独特のノウハウや管理方法が必要であり、昔からゲストハウスやシェアハウスを管理している業者が管理を行っている場合が多いのです。
近年人気が高まりながらも、売り手は少ない。
こういった事情から、投資に興味がある人たちにとっては非常に魅力的に移っているのがこのシェアハウスなのです。
大手の不動産会社が市場に参加していないと書きましたが、市場への参加を渋っているわけではなく、ある程度はシェアハウスにも興味を持っているようです。
これから、どんどんと大手の経営するシェアハウスも増えてくるのではないでしょうか。
そのマンパワーや資金力の高さから、シェアハウスの設備や条件もどんどんとよくなっていくと考えられます。
シェアハウスを利用する人たちにとっては、これは見逃せないチャンスであるといえるでしょう。
シェアハウスは今後どんどんふえていくであろう住居形態だと予測されています。
提供する側にとっても、提供される側にとっても供給と需要が増えることは利益を生み出します。
より住みよいシェアハウスが投資家によって供給されれば、
シェアハウスを利用したい人たちにとっても非常に喜ばしいことです。